水原一平の刑務所はどこ?アメリカのレベルは2?所内で命を狙われる危険も

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大谷翔平選手の元通訳で銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が、罪を認め有罪答弁を行いました。

刑務所コンサルタントの専門家は、水原被告が服役することになるアメリカの刑務所について、暴力的で危険な場所だと指摘しています。

本記事では、水原被告の裁判の状況と、彼が直面するであろう過酷な刑務所生活の実態について詳しく解説します。

目次

水原一平の刑務所はどこ?判決は10月!罪の重さは?

水原一平被告は、大谷翔平選手の口座から約26億円を不正に送金した銀行詐欺の罪と、約6億円の所得を隠して虚偽の納税申告をした罪を全て認め、有罪を答弁しました。

判決は日本時間の10月26日に言い渡される予定で、有罪が確定すれば、水原被告はその後すぐに刑務所に収監されることになります。

最大33年の禁錮刑の可能性も

水原被告が認めた銀行詐欺罪では最高で禁錮30年、虚偽の納税申告をした罪では最高で禁錮3年とされており、禁錮の上限は合計33年となっています。

ただし、司法取引により求刑は軽減される見通しです。

合意書によると、水原被告は量刑レベル25以下の禁錮刑であれば控訴しないとしており、検察側はレベル25以上なら控訴しないとのこと。

つまり、両者が合意しているのはレベル25のみで、これは初犯の場合、禁錮57〜71ヶ月、約5〜6年に相当します。

禁錮後も国外追放や賠償金の支払い義務が

連邦検察は、水原被告が服役を終えた後は国外追放される可能性があると説明しています。

前科がつくことでアメリカでの在留資格も取り消しになるとみられます。

また、水原被告は大谷選手に対し合計約26億3000万円の賠償金を支払うことに合意しており、この義務は自己破産をしても免れることはできません。

服役を終えても、莫大な借金を抱えながらの人生を歩むことになりそうです。

水原一平の刑務所はどこ?アメリカ?レベル2だと命の危険がある?

刑務所コンサルタントとして活動するレナード・ヴァレー氏は、アメリカの刑務所について「非常に暴力的で危険な場所」だと指摘します。

バレー氏は、カリフォルニア州などの刑務所で30年近く働いた経験から、全米の刑務所で驚くほどの暴力が蔓延していると述べています。

受刑者に刑務所内の生活の仕方やギャングの実態を教え、刑務所生活を乗り越える手助けをするのが、刑務所コンサルタントの役割だそうです。

ギャングが刑務所内を支配、収監先によってはリスク高まる

バレー氏によれば、アメリカの刑務所内ではギャングが支配し、暴力が多発しているといいます。

水原一平被告が服役することになるアメリカの連邦刑務所は、全米で29ヶ所あります。

その中でも、大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの本拠地があるカリフォルニア州には、いくつかの連邦刑務所が存在します。

カリフォルニア州の連邦刑務所は、収容者のリスクレベルに応じて、以下のようなセキュリティレベルに分類されています。

セキュリティレベル説明
レベルI(最低)低リスクの収容者を対象とし、フェンスがない、または軽度のフェンスしかない施設。収容者は通常、敷地内や外部での作業に従事することが多い。
レベルIIフェンスで囲まれた施設で、収容者はドミトリースタイルの宿舎に収容される。作業プログラムや教育プログラムに参加することが奨励される。
レベルIIIより高いセキュリティが必要な収容者を対象とし、複数のフェンスや監視塔が存在する。収容者は個別の房に収容され、厳格な監視下に置かれる。
レベルIV最も危険とされる収容者を対象とし、強化されたセキュリティ設備がある。収容者は個別の房に収容され、24時間体制で厳重に監視される。
レベルV(最大)高度なセキュリティが必要な特定の収容者を対象とし、「セキュリティハウジングユニット(SHU)」や「管理隔離ユニット(ASU)」と呼ばれる隔離施設がある。収容者はほとんどの時間を房の中で過ごし、他の収容者と接触することはほとんどない。

水原被告は金融犯罪により、比較的セキュリティレベルの低いレベルIまたはレベルIIの連邦刑務所に収監される可能性が高いと考えられています。

しかし、刑務所コンサルタントのレナード・ヴァレー氏は、水原被告が有名人であるがゆえに他の受刑者からの攻撃のターゲットになりやすいため、安全面を考慮して中程度のセキュリティレベルであるレベルIIIの刑務所に収監されるのが望ましいと提言しています。

最終的には、判事や刑務所当局の判断によって、水原被告の収監先が決定されることになります。

水原一平はアメリカの刑務所の後に日本に強制送還?

水原被告は検察との司法取引に応じたことで減刑を獲得する見通しですが、それでも刑務所での服役は避けられません。

最大33年という長期の禁錮刑を恐れ、司法取引に応じざるを得なかったのかもしれません。

連邦検察は、水原被告が刑期を終えた後は国外追放される可能性に言及しています。

アメリカでの在留資格が取り消されれば、日本に強制送還されることになります。

莫大な借金を抱えたまま、アメリカでの生活基盤を失う水原被告の前途は多難です。

まとめ

大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が、銀行詐欺などの罪で有罪答弁を行いました。

判決は10月に下される予定で、有罪が確定すれば長期の禁錮刑に服することになります。

刑務所コンサルタントは、ギャングが支配する暴力的なアメリカの刑務所の実情を明かし、水原被告の身の安全を案じています。

服役後は国外追放の可能性もありますが、水原被告は罪を認め、罰から逃れられないことを自覚しているようです。

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